北九州市の文化芸術メディアサイト Culture & Cultivate CulCulかるかる

北九州市の文化芸術情報 CulCul

お問合わせはこちら▶

CulCul -かるかる-最新記事

コレクション展Ⅱ 特集 アメリカで活躍したアーティストたち 1960’s-80’s 

2018年9月号

美術・展示

2018年8月31日

美術hiroba
美術館へ行こう!
北九州市立美術館
学芸員 清田幸枝
 

草間彌生《南瓜》1981年

草間彌生《南瓜》1981年
当館蔵


 

戦後のアメリカ現代美術

 美術館本館では、コレクション展Ⅱ「特集 アメリカで活躍したアーティストたち1960’s-80’s」を開催しています。
 第2次世界大戦後、美術の中心はヨーロッパからアメリカへと移り、それまでにない多種多様な表現や、美術の潮流が生まれました。40年代前半から50年代にかけてニューヨークを中心に誕生した「抽象表現主義」をはじめ、60年代に入ると、色彩や形態を極限にまで追求した「ミニマル・アート」や、雑誌やマンガ、広告といった大量消費社会・情報化社会を主題にした「ポップ・アート」が登場し世界のアートシーンを牽引(けんいん)しました。
 

桑山忠明《無題(黒)》1961年

桑山忠明《無題(黒)》1961年
当館蔵

 

 また70年代後半には、アメリカ、イタリアやドイツと各国で「ニュー・ペインティング(新表現主義)」と呼ばれる新たな絵画の傾向がはじまります。今回、展覧会ポスターのメインビジュアルとして紹介しているジュリアン・シュナーベルは、この「ニュー・ペインティング」を代表する作家の一人です。シュナーベルは巨大なパネルに砕いた皿を貼り付け、その上に日常的なイメージを重ね合わせる手法で注目を集めました。シュナーベルら「ニュー・ペインティング」の絵画は、日本でも雑誌などで特集が組まれたり、当館でも84年に「新しい世界の美術展」と題した企画展で紹介されていたりと、当時、新しい現代美術の波として日本にもその一大ブームが押し寄せていたことがうかがえます。
 本展覧会では、当館のコレクション作品を通して、60年代から80年代にかけてのアメリカ美術の動向を展望するとともに、アメリカを拠点に活躍した草間彌生、荒川修作、篠原有司男ら日本人作家を紹介します。
 

荒川修作《意味のメカニズムから(A+B=C)》1972年[前期展示]

荒川修作《意味のメカニズムから(A+B=C)》1972年[前期展示]
Ⓒ2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.


 

ゲスト展示―東島毅

 そのほか、コレクション展示室には特設コーナーを設け、ゲスト出品として「guest room003 東島毅―Dual」展を同時開催します。東島毅は、1960年に佐賀県武雄市に生まれ、88年にロンドンへと渡り、英国王立芸術大学院大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)で絵画を学びました。90年には、ニューヨークを中心に制作活動を続けます。また、滞米中の96年には「VOCA賞」や「五島記念文化賞美術部門新人賞」を受賞。97年に帰国後も活躍を続け、日本を代表する抽象表現主義の画家として高い評価を受けてきました。これまで国立国際美術館(2000年)や、岡山県立美術館(07年)など、国内外で個展やグループ展が開催されてきましたが、今回、地元九州では初めての紹介となります。見る者を魅了し、圧倒させる東島毅の作品世界をどうぞお楽しみください。
 

東島毅アトリエ 2018年撮影

東島毅アトリエ 2018年撮影


 

Event
〈学芸員によるギャラリートーク〉
【日時】
 10月21日(日)、12月9日(日)
 午後2時から

【会場】
 展覧会場内
 ※申し込み不要、ただし本展観覧料が必要です

〈ゲスト展示〉
guest room003 東島毅-Dual
【会場】
 北九州市立美術館本館
 コレクション展示室

【会期】
 8月11日(土・祝)~12月16日(日)

Information
【会場】
 北九州市立美術館本館
 コレクション展示室

【会期】
 8月11日(土・祝)〜12月16日(日)
 ※前期・後期で作品の展示替えをします
 ※一部、展示作品の写真撮影が可能です
 前期:8月11日(土・祝)〜10月14日(日)
 後期:10月16日(火)〜12月16日(日)

【開館時間】
 午前9時30分〜午後5時30分
 (入館は午後5時まで)

【観覧料】
 一般150(120)円
 高大生100(80)円
 小中生50(40)円
 ※( )内は20名以上の団体料金
 ※ 障害者手帳、年長者施設利用証(北九州市交付のもの)を提示の方は無料

【休館日】
 月曜日
 ※月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日火曜日が閉館
 ※12月8日は臨時休館

【お問合せ】
 093(882)7777
 


◀ CulCul -かるかる-最新記事一覧に戻る
北九州市の芸術文化情報マガジン「CulCul・かるかる」最新号の記事はこちらから

ジャンル別施設情報

全施設一覧のPDFはこちら ▶

美術・ギャラリー

劇場・音楽ホール・市民会館

文学

漫画・映画

自然史・歴史・文化財等

その他 市内の施設

イベントカレンダー

2018年12月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
2019年01月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

イベント検索

キーワード検索

ジャンル検索

エリア検索

施設名検索


ページのトップへ戻る