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アシスタント教師の存在

2017.7月号

いろはにぴあの 永野栄子

 帰国してまもなく20年になろうとしています。帰国直後、生徒になってくれた女の子が、今やとてもすてきなピアノ教師に成長してくれました。親バカに聞こえるかもしれませんが『名教師』です。そこでひらめきました。「わがピアノスクールにアシスタント制を導入しよう!」
 モスクワ音楽院の教授陣には、それぞれアシスタント教師(助手。すこぶる実力者揃い)がいて、学生は各自で連絡を取り、アシスタントと教授の、両方のレッスンを受けることができます。学生には大変ありがたいシステムですが、これがやってみると、先生にとっても大変有意義だということが分かりました。レッスンはマンツーマン。先生は、生徒に関する悩みを誰に相談することもできず一人で考え、あれこれ試し、何とか解決! と思ったらまた新たな問題が…ということの繰り返しで、ピアノ教師は結構孤独です。そんな時、悩みをアシスタントと共有できるありがたさ。しかも、さまざまな視点から生徒を観察できるので、変な偏りも軽減できます。このようなことができるのも、教え子たちが順調に育ってくれているからですね。
 私も今年50歳になります。この節目の年に、新たなチャレンジ。まだまだ変革・改革。
 さらに羽ばたきたいです。