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お母さまの信念

2017.8月号

いろはにぴあの 永野栄子

 子どもの習い事の上達はお母さまのご家庭での環境づくりが大きく影響するように思います。どんなに本人に才能があっても、どんなに素晴らしい指導者についても、日々の環境が整っていないことには上達は望めません。
 ちまたには、「どうすればわが子の成績があがるか?」という関連の書物があふれています。私も興味を持っており、気になった本は読んでいます。そして感じたこと。著者のお母さまはどの方も「世間の情報などに流されるのではなく」「おのおの強い信念を持って」「独自のやり方で子どもさんを育てていらっしゃる」ということ。そして「子どものために使う労力を惜しまない」ということ。
 これほどありとあらゆる情報の入手が容易になってくると、その取捨選択がとても大切です。そして時には、その情報さえもシャットアウトする勇気。情報収集は大切ですが、そればかりに熱心で、あるいはその情報に翻弄(ほんろう)されて、実際、自分のお子さんのことをしっかりと見ていないのではないだろうか、と心配になることがあります。
 私たち指導者も親御さんも、信念と自信を持ち、「将来、自分がハウツー本を書くのだ」くらいの気概で接していけば、子どもたちはそれを仰いできっとついてきてくれるはずです。