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秋の夜長のホラーな音楽会

2018.1月号

いろはにぴあの 永野栄子

 

 一般的なクラシック音楽会とは一線を画したコンサートを何かやってみたいと常々思っていたら、わが親友KAMACHAN、やってくれました! 『秋の夜長のホラーな音楽会』。演奏はヴァイオリン、チェロ、ピアノの3人。1部はそれぞれのソロ曲、2部はチャイコフスキーのトリオというプログラム。1部で、演出家デビューKAMACHANの手腕が冴(さ)え渡ります。7曲を見事なストーリーによって関連させ、スクリーンを使ってあらすじを観客の皆さまに印象付けていきます。それに合わせて、演奏家も寸劇で応えます。台本だけでなく、ライティングや舞台道具にもこだわり、目でも楽しめるコンサート。エキサイティングな舞台演出と渾身(こんしん)の演奏に、お客さまもスリルな感動を体験されたことでしょう。
 そして、この日の白眉(はくび)は、チェリストでした。素晴らしい演奏家。楽器が歌う歌う。卓越した技が冴えまくる。超絶テクニックを要する曲を胸のすくような鮮やかさで、難なく奏でます。本当に素晴らしかった!
 このようなコンサートがシリーズ化されて、上演されるようになれば、クラシック音楽のファンも広がっていくのではと、いつになくワクワクした私。ホールの、腕のいい技術スタッフさんも、きっとお待ちかねです。